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爺さんの体験談代筆スレッド

808 :791 ◆9zatwGbxuw :2008/01/21(月) 19:21:02 ID:9Exu26IU
大荒溝輸送隊顛末記(1/3)

 ○○部隊各隊からの兵隊で二十年六月頃、編成されて大荒溝駅前の幕舎生活に入った。
既にキ隊の人達が奥地へ洞窟を掘った所へ、弾薬や戦闘物資をトラック輸送する作業でし
たが、中には木炭トラックもあって、運転手も助手も苦労させられた。
 八月九日のソ連参戦で、北からの避難民満載、南から兵隊補充の列車があわだたしく
行き交った。○○の大肚川部隊も十二日頃通過して行った。我々輸送隊も本隊を追ふべく
装具をまとめ、一台のトラックへ三人づつ乗り込み、暗闇の中で整列出発を今かと待って
居たが、とうとう霧の夜が明けてしまった。夜が明けて驚いた。私達の三台位前のトラック
の運転手が眠ってしまい、前の車が発車しても気付かなかったと、後続車両全部取り残さ
れてしまった。街の警備隊は全部通り終わったと思い橋を落し、街には大木を転ばし十字
路にはガソリンのドラム缶を置いて焼打ちの準備がしてあった。「もうどうにもならん。
皆此所で死守せよ」と。又、羅子溝前面の戦闘部隊もおおいに奮戦して居るが、前線に
大砲が四門しかなく、打ちまくってその中の二門は打裂けて使へず。「もう弾丸はいら
ない、この負傷兵を運んでくれ」と情勢悪化。最後に紺の服の看護婦の一団も乗せて、
兵隊二三名をつけ徒歩で朝陽山の方へ送ってやった。
 其の頃駅では汽関車ばかりつないだ列車が鈴なりの人達を乗せて朝鮮国境図們の方へ
向かった。
 後は、変に静かで不気味な日が過ぎた。戦闘準備と言っても、附近警備兵合せて一五
○人位、四人に一丁の銃ではどうにもならん、後は手榴弾と爆雷だけ。

※:『○○』は漢数字二桁です、本来の部隊名は『第○○○○部隊』と漢数字4桁で表す
様です。略称として4桁のうち末尾二桁を使ってる記述が2/3にもあります。


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